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#1 「ビールを飲んで世界を救え!NZのビール会社と仕掛けた、超大げさなキャンペーン」 「Brewtroleum」Colenso BBDO

このコーナーでは、世界81カ国289拠点で構成されるBBDOのネットワークを活かして、弊社担当プランナーの独断と偏見で、近年世界のどこかで話題になったBBDOのケースをご紹介していきます。

「ビールを飲むことで世界が救える」と言われたらどうしましょう。
きっと多くの方々が、「いい言い訳ができた」とここぞとばかりに喜んでビールを買いに行くのではないでしょうか。

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そんな一見クレイジーな発想を実現してしまったのが、NZのColenso BBDOが手がけた「Brewtroleum」キャンペーンです。

世界的に消費が落ち込んでいると言われるビール。市場全体が冷え込むなか、Colenso BBDOに求められたのは単なる「広告」ではなく、人が実際に動く文字どおり「ミラクル」なアイデアでした。

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彼らが考えたのは、”turn drinking beer into a selfless act of environmental heroism(ビールを飲むことを、環境によくて利他的な「英雄的行為」に変えてしまうこと)”。何らかの理由で控えている人も多いはず?なビールを進んで飲んでもらうために、いっそビールを飲むという行為自体を正当化してしまおうという奇想天外なものでした。

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そこで編み出されたのがこのバイオ燃料、その名も「DB Export Brewtroleum」!!!
ビールを作るときに生まれる副産物から生成された燃料で、実際にニュージーランド国内のガソリンスタンドで販売されたそうです。

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この燃料のすごいところは従来のガソリンに対して二酸化炭素を8%削減するシロモノであること。まさに、ビールが売れれば売れるほど、「地球環境を守ることができる」という構造をキャンペーンの枠を超えて実現してしまったわけです。

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結果として、ニュージーランド国内市場全体のビール売り上げが-6%の逆境のなか、10%の売上アップを記録。何らかでビールを飲むのを控えている男たちに、ビールを飲むための大義名分を与えてしまう、クレバーなアイデアでした。

■プランナーの目のつけどころ
男というものは、ビールも、そして世界を救うのも、大好きな生き物。一見繋がらなそうな大好物たちを「バイオ燃料」という今どきなアイデアで繋げてしまうところに嫉妬しました。

執筆者紹介

山本奨
I&S BBDO
コミュニケーションデザイングループ
コミュニケーションプランナー

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2014年入社。
観光プロモーションからおそうじ道具まで、国内外問わず幅広いクライアントに従事。
Effie award、AMES、warc prize、APPIESなど、広告効果や戦略を評価する海外広告賞を多数受賞。

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