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#8 「2017年個人的お気に入りプロモーション3つ」 2017年 -I&S BBDO

このコーナーでは、世界81カ国289拠点で構成されるBBDOのネットワークを活かして、弊社担当プランナーの独断と偏見で、近年世界のどこかで話題になったBBDOのケースをご紹介していきます。

あけましておめでとうございます!!!

2017年も大変お世話になりました。2018年もよろしくお願いいたします。
2018年1発目ということで、今回は日本のケースをご紹介。
2017年1年間I&S BBDOグループが携わった施策のなかで、個人的お気に入りの3つを勝手に振り返り、発表したいと思います。

まずはこちら。

こだわりすぎな企業発のアイドルグループ「わたしセゾン 東池袋52」

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日本全国から集められたクレディセゾンとその関係会社の社員24名で構成された、企業発のアイドルグループ、その名も「東池袋52」。企業本社がサンシャイン60の52階にあることに由来しているというが、なんだか聞き覚えのある語感・・・。
そして、記念すべきデビューシングルタイトルはなんと『わたしセゾン』。「(人気アイドルグループ)欅坂46の『二人セゾン』への勝手にアンサーソングとなっています。」と各所で紹介されており、もはや清々しいくらいのあれです。

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(本家ふたりセゾンは3000万回再生を突破している超人気曲なのでご自身でご確認を・・・)

「とはいっても所詮企業の社員さんが主役のアイドルグループでしょ・・・」なんて思っていたら痛い目を見ます。実は彼女たちを支えるクリエイティブ陣がすごいんです。
曲の作詞はコピーライターの仲畑貴志さん、作曲は嵐やAKB48の曲も手がける多田慎也さん、振り付けはモーニング娘。・私立恵比寿中学などの振り付けも手がける振付屋かぶきもんのおふたりと、本家もびっくりの陣容・・・!?そしてついに、欅坂46さんからの承認も勝ち取ったそうです。
そんなデビュー曲「わたしセゾン」PVがこちら。

この施策が素敵だなーと思うところは、なんと言ってもその徹底ぶり。
すでに4thシングルまでリリースされているのですが、PVの制作はもちろんのこと、
pv

メイキングを作ってみたり、
making

CDシングルを出してみたり、(しかも無駄にTypeABCの3種類という徹底ぶり。)
type

あげくペンライトまで制作してしまたようです。いつ使うんだろう・・・。
item

オリジナルグッズはセゾンカードの「永久不滅ポイント」で交換できるとのこと。
びっくりするくらいの徹底ぶりがたのしい施策のご紹介でした。

続いて・・・

おそうじ道具もここまでかっこよくなる!?「黒クイックル STYLISH CHALLENGE」

サーっとふけて家中ピカピカになる、ご存知クイックルシリーズの施策です。
クイックルワイパーというと、阿部サダヲさん出演のTVCMの印象が強いですが、今回の施策では阿部さんは登場しません。
代わりに登場するのは、新進気鋭のパリコレモデルMIKI EHARAさん!!!

kuro

これは期間限定の企画品「黒シリーズ」発売に合わせて公開されたグラフィックで、モデルさんが全身黒い衣装に身を包み、髪型もどことなくクイックル風・・・?おそうじの動作を基調としたオリジナルポーズを全7パターン公開しています。
今までの「親しみやすくて便利なお掃除道具」のクイックルイメージから一転、かっこよくて若者向けな、なんともスタイリッシュなグラフィックに仕上がっています。

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展開メディアとしてもInstagramを活用したり、ファッションメディアや女性系メディアに記事が露出していたりと、とてもお掃除道具とは思えないようなアプローチの数々・・・。商品サイトを見ると「黒い方がとれたホコリがよく見える」と書いてあり、実際使ってみるとたしかに黒いと汚れが見やすくとっても便利なのですが、あえてこうした機能訴求のアプローチをせずに、「かっこいい感じ」で貫いたところが、新しい可能性を感じる施策でした。

そして最後の1つは

世界初!?「牡蠣」だけを収録した漢字ドリル「広島牡蠣とり帳」
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「カンパイ!広島県! 牡蠣ングダム」と称して、観光客を牡蠣でもてなそうという取り組みを行っている広島県。その観光プロモーションの一環として企画されたのが「広島牡蠣とり帳」です。
広島県に遊びに行ってみるとわかるのですが、牡蠣生産量全国1位(約6割を占める)で県の魚も「牡蠣」と県を代表するスター級観光資源のわりには、意外と県内でスター扱いされている気配がなかったりします。地元の方におすすめのお店を聞いても、お好み焼のお店を教えてもらえてもなかなか牡蠣のお店や牡蠣小屋を勧められることはめずらしい。。事前の調査によれば、県の魚が牡蠣だと知っていた広島県民は3割強だったとか。

そこで、もっと牡蠣のことを県民自ら知ってもらって、牡蠣への愛着を深めてもらおうと、オリジナルの漢字ドリル「広島牡蠣とり帳」を制作したというわけです。

なぜ漢字ドリルかというと、事前調査の結果、これだけ長い間牡蠣とともにありながら、広島県民の99%が「牡蠣」という漢字を書けないという事実が発覚したから。当たり前のように接している食べ物の漢字が書けなかったら思わずドキッとしますよね。

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具体的な中身について。
この牡蠣とり帳、一言で言うと「収録単語が『牡蠣』の1文字だけの漢字ドリル」です。50個の例文は「土地と歴史編」、「料理と栄養編」などのテーマで分類されており、それぞれ牡蠣の知識が深まる例文とともに牡蠣という漢字を練習することができます。たとえば以下のような感じ。

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「え、牡蠣ってほとんど内臓なの!?」
「室町時代から養殖が始まっていたのか、そりゃ広島が日本一なわけだ・・・」
と、牡蠣という漢字を練習しながら、あまり知られていない牡蠣のことを少しずつ学んでいけるという構成です。

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ドリルをコンプリートすると計97回牡蠣という字を練習できるので、書き終えている頃には嫌でも牡蠣の字は覚えていそうですね・・・。

本ドリルは昨年末「冬休みの宿題」として広島県内の小学生たちに配布。
年明けには「牡蠣初め大会」と称して、「牡蠣」という字を毛筆で書くイベントも実施されました。みなさんすばらしい牡蠣っぷりですねぇ。

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■プランナーの目のつけどころ
「県の魚」は制定されている自治体とされていない自治体があるらしく、どうも東京都にはないらしいです。山口県がフグ、高知県がカツオ、福井県が越前カニ、などはなんとなくイメージありますが、埼玉県のムサシトミヨなど「・・・そうなの!?というかそれどんな魚?」というものもちらほら・・・。おひまなときにぜひチェックしてみてくださいませ。

執筆者紹介

山本奨
I&S BBDO
コミュニケーションデザイングループ
コミュニケーションプランナー

yamamoto
2014年入社。
観光プロモーションからおそうじ道具まで、国内外問わず幅広いクライアントに従事。
Effie award、AMES、warc prize、APPIESなど、広告効果や戦略を評価する海外広告賞を多数受賞。

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