はじめまして。デジタルチームの藤と申します。
コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、
私自身も4月から緊急事態宣言中の自粛を経験しました。
これまでにない状況下で、いつもと違う「考える時間」になりました。
経済が停止する中で、広告やプロモーションが
どうなるのだろうと思っている方、たくさんいらっしゃると思います。
私自身はデジタルコミュニケーションについても、色々と考えました。
効率化ができて数字が可視化されることに強みのあるデジタル広告は、
ダイレクトレスポンスの世界で急激に成長してきた背景があります。
これは人も経済も最大限に回り続けている前提の手法です。
世界が一斉に変化している中で、
あらためて考えた「デジタルコミュニケーションとは?」。
自分なりに情報収集したので、紹介させていただきます。
①インタラクティヴィティ(双方向性)
2020年5月の日経新聞で「世界を変えたネット広告 十選」という、
杉山恒太郎さんの連載がありました。
そこで杉山さんは「ネット広告の最大の特性は双方向性である」と言っています。
口コミを書いたり、画像を投稿したり、ユーザーも参加できることが最大の特性です。
この記事を読んで私は、
送り手が一方的に反応を求めがちなネット広告が、
さらに踏み込んだコミュニケーションをとることが、
今後はさらに求められるのではないかと思いました。
個人的に思い出深い「インタラクティヴな体験」は、
2000年代初期の Bjork の webサイトです。
マウスをクリックで彼女の最新の音楽が聞けたり、
最新のテクノロジーが駆使されて、彼女の音楽同様とても斬新だった記憶があります。
2013年頃の “biophilia” の発売時のサイト。
マウスオンで音が鳴ったりしました。
現在のサイトはシンプルですが、Bjorkの独自の世界が表現されています。
音楽も聴けてファンには特別な場所です。
②データの可視化で人の心を動かす
デジタルの最大の強みである「データ(=数値)」。
数値は売上・効果測定などでよく使います。
ネット広告ではありませんが、
データ(=数値)を可視化することで人の心を動せることを知りました。
2020年5月25日の The NewYork Times の、
コロナウイルスによる米国の死者数が10万人になることを伝える記事です。
「10万」は多すぎて数字のままではリアリティを感じづらい。
デジタルの技術とデータによって、
失われた命が多すぎることが可視化され、
受け手の心を動かしたのではないでしょうか。
ご興味ある方はぜひ、
実際の記事をオンラインで体験してみください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
これからもたくさん悩んで、笑って、デジタルコミュニケーションと向き合っていきます。
藤 未来子
I&S BBDO
デジタルコミュニケーションデザイングループ
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